知らないからと言って関係無い顔をしていい訳ではなく。
感じる事。そしてそれを語り継ぐ事。一歩を踏み出す事。
私達に出来る事は必ずある。
今日は仕事の会議の時間を使って、広島の原爆を体験した方のお話を聞く事が出来ました。
その方は御歳82歳。原爆が投下された当日、爆心地に近い場所で看護婦として働いていたそうです。涙ながらに語る一言一言が重く悲しく、当時の光景が生々しく浮かんでいるようで時折眼を伏せておられました。
『今、私が生きているのが本当に不思議な位です。あの時もっとこうしていれば助かった命があったかもしれないと思うと今でも胸が痛みます。』
どうにか生き永らえているこの時間を、私が見た事、体験した事を戦争を知らない人達に語り継ぐのが使命だと思っています。そう言って前を見据えたその瞳は、いつか必ず作らなくてはならない平和をしっかりと見据えていたように思います。
まずは知る事。そして学ぶ事。
それが一歩になると私は信じています。
小さな一歩が集まれば、いつかきっと大きな力になる。
私達一人一人の力が。
いつか必ず芽を出し、咲き誇る日がやってくる。
諦めない限り。